2021年度版SEOを成功させるためのサイト運営方法

コロナウイルスの大流行によりマーケティング予算が削減され、消費者がオンラインでの購入にシフトしている現在では、SEOの重要性は、これまで以上に高まっています。 SEOは企業のメッセージや製品・サービスをユーザーに届けるうえで費用対効果が高く、結果が長期的に持続可能な取り組みです。

しかし、トラフィックだけがSEO戦略の成果だと思っているのであれば、それは十分に活用されていないことになります。正しく設定すれば、2021年にはSEOは最も効率的なデジタルマーケティングチャネルになる可能性があります。SEOは、収益の増加、ブランド認知の向上、市場シェアの拡大、マーケティングROIの向上など、最も重要なビジネス目標を達成するために活用することができます。

SEOが大手小売業など特定の業界にだけ有用だった時代は過ぎ去りました。デジタル化が進んでいない分野の企業にとって、SEO はより多くの集客、ブランド認知の向上、そしてより質の高いリードを獲得するために役立ちます。

業界のなかで競合他社が投資していて自社だけ投資していないということは避けなければなりません。また、Googleの上位表示の平均クリック率は、全クリック数の30%近くを占めており、これは避けては通れない競争です。

2021年は、SEO対策が誰にとっても重要な課題となる年です。2021年にSEOで成功するための方法をご紹介します。

1. SEOにはより全体的なアプローチが必要

多くの組織でSEO対策の争点となるのは、まず、社内のどの部署、担当者がそれぞれの重要なページを実際に管理しているのかを把握することです。IT部門が管理しているページもあれば、ウェブの運用チームが管理している場合もあり、またはマーケティング部署の管理下におかれている場合もあります。いまアピールしたい商品・サービスのページはどこの部署が管理しているでしょうか。

社員が世界中にいるグローバル企業が最もリスクが高い状況ですが、小規模な組織でもこの罠に陥る可能性があります。例えば、マーケティングチームのメンバーがウェブサイトSEO対策を実施する箇所を見つけても、SEOの責任はウェブ開発チームにあるため、実施できない場合があります。アナリティクスの専門家が、ユーザーの興味と実際のコンテンツのギャップを見つけても、そのギャップを解消することができないかもしれません。 コンテンツチームの助けがなければ、説得力のある高品質のコンテンツを作成することができません。特に大規模な組織では、単純にメールを出す程度の手間でこの問題を解決できることは稀です。 昨年、2020年までは多くの組織でSEO戦略は混乱しており、多くの人的・時間的リソースが必要になる割には思うような効果が出せないリスクがありました。関係者が多すぎること、データのサイロ化が起きていることがその原因のひとつでした。

2021年はその場しのぎのSEO対策をおこなうことをやめて、SEOの役割、責任、プロセスを明確に定義したSEO対策チームを作る必要があります。主要なSEO関係者が密接に連携すればするほど、効果的なSEO戦略を実行するために必要な情報とリソースを獲得することができます。

SEO対策チームの人選から始めましょう。このリストに組織によって異なりますが、以下のような人が含まれていることが望ましいです。

  • SEOの専門家
  • PPCスペシャリスト
  • コンテンツの企画・ライター
  • マーケティング担当者
  • ウェブ制作担当(フロント、バック)
  • アナリティクスのスペシャリスト
  • 営業チーム
  • 広報
  • あなたの組織がマーケティングやSEOの取り組みを外部に委託している場合は、外部業者をリストアップしてその役割を整理する必要があります。

    Tips:SEO戦略を成功させるためには、明確な役割分担、作業やステータスの見える化が非常に大事です。プロジェクト管理ツールやSEOツールなどを活用していつ、誰が、何を、作業進行そして完了したかをすべての関係者が把握できるようにしましょう。 チーム編成とプロジェクト管理ツールができあがったら次は具体的な作業に取り組んでいきましょう。

    2. ROIを証明するためのSEOレポート

    オーガニック検索がウェブサイトへのトラフィックを「牽引する」と主張するだけでは、もう十分ではありません。SEOが貴社の収益にプラスの影響を与えていることを証明し、オーガニック検索への取り組みについて組織の上層部の賛同と資金提供を得るためには、SEOをオンラインでの競争上の優位性を生み出すことに明確に結びつける必要があります。 (特にマーケティング予算が厳しくチェックされている状況化であれば尚更)

    これを行うための最良の方法はデータを活用することです。オーガニック検索のパフォーマンスを提示することになると、自分たちの主張を通すためにSEOレポートの内容を堅実なものにする必要があります。すべてのSEOキャンペーンの詳細をチェックする時間はないかもしれませんが、SEO戦略が収益に貢献し、ブランド認知度、クチコミなど、重要な目標にどのような影響を与えているかを意思決定者が迅速かつ容易に理解できることが非常に重要です。 定期的にみるべき内容は多岐にわたっており、ウェブ解析プラットフォーム、コンテンツ最適化ツール、キーワードファインダー、リンク切れチェッカーなどの複数のツールが存在するため、SEOレポートを作成するためには、複雑なデータを含む複数のツールを紐解く必要があります。そのため、意思決定者がSEOが「クリック数の増加」以上の効果が発生しているのかについて明確に理解することが困難な場合があります。

    「CMOと話をしていると、トラフィックの増加、検索結果順位の上昇、CTRの改善などが話題にあがりますが、これらはマーケティング担当者にとっては素晴らしい指標ですが、現場の作業やトップレベルのビジネス目標にどのような影響を与えているのかは不明確です。

    2021年に向けてやるべきこと 組織内で複数の部署にちらばるSEO担当者は、SEO対策を前進させるために、「ひとつのデータソース」で作業することを優先すべきです。それは通常、単一の包括的なSEOプラットフォームからのデータ取得とデータに基づく作業を意味します。Siteimprove SEO のような企業組織の特定のニーズに合わせて構築されたプラットフォームは、異なるチームにまたがるSEO戦略のすべてのデータを追跡するのに便利です。直感的なダッシュボードの概要とメトリクスは、意思決定者がコンテンツ、トラフィック、および ROI とSEOを簡単に結びつけるのことにも役立ちます。

    3. ユーザー体験がより重要になろうとしている

    ウェブサイトの仕事をしている人なら誰でも知っていることですが、Googleや他の検索エンジンは、検索エンジンの結果ページの順位を決定するアルゴリズムを常に見直し、修正しています。2021年には、Googleの新しいユーザー中心のアルゴリズムが導入され、これは全く新しい展開になることが予想されます。

    このアルゴリズムの変更により、ユーザー体験がウェブサイトの主要なランキング指標となります。過去、アップデートの内容、アルゴリズムの内容については限定的な情報しか開示されないことが通常でしたが、今回の変更ではGoogleはウェブサイトのベンチマークに使用できるメトリクスのサポートセットを含む、ユーザーの視点からウェブ体験を測定する方法についての広範な新しいガイドラインを公開しました。

    2021年にやるべきこと 企業は既存のサイト・ページのパフォーマンスを評価し、コンテンツが新しいアルゴリズムに従ってランク付けされるために必要な調整を行うことで、今すぐにこの変化に備える必要があります。幸いなことに、優れたSEOと優良なユーザー体験は手を取り合う傾向があります。SEOとユーザー体験の相互関係の例としては、以下のようなものがあります。

  • サイトパフォーマンスの改善(ページロード時間の短縮)
  • モバイルフレンドリーなコンテンツ
  • セキュリティ・信頼性の提供
  • Webページのユーザビリティ向上
  • 4. PPCとSEOは連携が必要

    2021年も引き続きマーケティング・広告費の縮小傾向が続くと思われます。しかし、オーガニック検索はそのギャップを埋めるための費用対効果の高い方法であることに変わりはありません。広告を停止した瞬間にトラフィックが減少するのに対し、きちんと対策されたオーガニック検索結果の優位性は何年も続きます。さらに言えば、優れたSEO対策はPPCの結果を改善することができます。その方法を見てみましょう。

    Tips:SEOの結果は、PPCの結果よりも数値化が難しく、ROIを示すまでに時間がかかることは間違いありません。そのため、SEOと検索広告のチームが密接に連携して、迅速な対策の推進と長期的な取り組みから結果を生み出すことが重要です。ステップ1で説明したように、部門横断的なSEOチームに役割と責任を割り当てていれば、これは簡単なことです。

    2021年にやるべきこと 既存のPPCやSEOキャンペーンのデータを再利用して、検索広告戦略の予算のギャップを埋めましょう。PPCキャンペーンで特に好調に推移しているキーワードがある場合は、そのキーワードをSEOキャンペーンでも使用して、オーガニック検索結果を独占することを検討してみましょう。これは、ユーザーが検索結果であなたのブランドを2回見ることになるので、ブランドの認知度と信頼度を高める良い方法です。ユーザーがあなたの広告をクリックしない場合でも、検索結果ページの上部にあなたのブランド名が表示されることで、ユーザーにブランド名を刷り込むことができます。

    検索戦略がキーワードの重複に悩まされている場合、例えば、オーガニック検索のランキングが高いキーワードにPPCの予算を割り当てている場合、そのPPCの予算を減らして、その分の予算をオーガニック検索で順位が低いキーワードに配分することは理にかなっています。このアプローチは、オーガニック検索のほうがPPC広告よりも20倍以上のクリック数を生み出しているため説得力があります。

    エンタープライズSEOツールの有用性

    SEOはますます必要不可欠になってきていますが、企業がSEO対策を成功させることは困難になってきています。2021年には、SEOチームは、より多くの高品質なコンテンツを作成し、検索エンジンのアルゴリズム変更に対応し、キーワード調査を実施し、技術的なサイト改善を実施し、SEOキャンペーンのROIの明確な証拠を提示することが求められるようになるでしょう。これは非常に労力と時間がかかる仕事です。

    幸いなことに、ワークフローを自動化し、様々な部署の利害関係者を結びつけ、2021年にSEOを成功させるための準備をするためのもっと簡単な方法があります。組織がSEOを社内で管理している場合でも、代理店と提携している場合でも、エンタープライズSEOソリューションを使用することで、管理の自動化、分析およびレポート機能を追加することで、SEO対策からより多くの成果を得ることができます。SEOツールが予算や導入の面で初期投資を必要とする場合でも、生産性の向上ですぐに補うことができることを覚えておいてください。Forrester社のSEOのROIレポートによると、SEOプラットフォームを採用したマーケターは、主要なSEOタスクに費やす時間を月平均28時間削減したと報告しています。このことから、成功するSEOプランの策定に費やされる時間は28時間ということになります。しかし、実態をさらに調査したところ、現時点で3社に1社しか使用していないことが明らかになりました。

    組織のニーズに合った適切なSEOツールを選択することが、2021年に最も要求の厳しいデジタル課題の一つを管理可能なタスクに変える鍵となります。独立系調査会社Forresterは先日、SiteimproveをThe Forrester Waveの「Strong Performer」に選出しました。当社のプラットフォームの直感的なユーザー・インターフェースが高く評価されたことがその理由です。Siteimprove SEOにご興味のあるかたはお気軽にご相談ください。

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